栗東・池江泰寿 厩舎
■ 調教状況 ■ 募集カタログコメント／２３年募集 重心が低めの造りに加え、関節の大きさ、見事に発達した首や肩、そして容量十分のトモなど、どこに目を移してもすさまじさが伝わってきます。普段はおっとりとした性格でスタッフから愛される一方、放牧地ではピッチ走法を繰り出し、僚馬を蹴散らしながらトップスピードへ到達している様子です。積雪や泥まみれな馬場をも苦にしないその動きには、馬体に見合うほどの力強さがあふれています。日本での砂適性を立証済の母父に、米国のトップサイアーが配合されたこともあり、ダートが主戦場となるのは疑いようがなく、いざ実戦においてもパワフルに駆け抜け、ライバルを圧倒するでしょう。
外・ヘヴンハズマイニッキーの２２
牝馬・鹿毛・２０２２年１月２５日生れ（栗東・池江泰寿)
生産：米国・Northern Racing・繋養：ノーザンファームYearling 全４０口●総額３，２００万円
馬名：シルフズミスチーフ
英名：Sylph's Mischie （英語)
由来：シルフのいたずら。父名より連想。
イントゥミスチーフ
Into Mischief
2005 鹿毛ハーランズホリデイ
Harlan's Holiday
1999 鹿毛Harlan Storm Cat Country Romance Christmas in Aiken Affirmed Dowage レスリーズレイディ
Leslie's Lady
1996 鹿毛Tricky Creek Clever Trick Battle Creek Girl Crystal Lady Stop the Music One Last Bird *ヘヴンハズマイニッキー
Heavenhasmynikki
2015 栗毛*マジェスティックウォリアー
Majestic Warrior
2005 鹿毛A. P. Indy Seattle Slew Weekend Surprise Dream Supreme Seeking the Gold Spinning Round フローラルパーク
Floral Park
2004 鹿毛Forest Wildcat Storm Cat Victoria Beauty Floral Beauty Gone West Chelsey Flower (52)
母の父：
*マジェスティックウォリアー Majestic Warriorは米国産，北米２勝，ホープフルＳ-ＧⅠ。
主な産駒：*プリンセスオブシルマー（ケンタッキー オークス-ＧⅠ，アラバマＳ-ＧⅠ）。
【ＢＭＳ：主な産駒】ロード マイルズ（ウッド メモリアルＳ-ＧⅡ），ニューゲイト（ロバートＢ.ルイスＳ-ＧⅢ），エリイタス（ペルー2000ギニー -ＧⅠ２着），
ダノンラスター（ブリリアントＳ-L２着）
母：
*ヘヴンハズマイニッキー Heavenhasmynikki（15 *マジェスティックウォリアー）米国産，北米８勝，ヴェイグランシーＨ-ＧⅢ（Ｄ6.5Ｆ），
Diana S（Ｄ６Ｆ）２回，First Lady S（Ｄ６Ｆ），ダヴォナ デイルＳ-ＧⅡ３着，ヒューストン レイディーズ クラシックＳ-ＧⅢ３着，
フォワード ギャルＳ-ＧⅢ４着。本馬が初仔
２代母：
フローラル パーク Floral Park（04 Forest Wildcat）北米３勝。産駒
アイイング クローヴァー Eyeing Clover（牡 Lookin At Lucky）北米３勝，Hot Springs S，ゴータムＳ-ＧⅢ４着
ダグズ バディ Dougs Buddy（牡 Badge of Silver）北米６勝，Edmonton Juvenile S，Birdcatcher S，Canadian Juvenile S，Western Canada H，
｜ 加ダービー -ＧⅢ２着，Spangled Jimmy H３着，Count Lathum H３着
フローラル スカイ Floral Sky（牝 Sky Mesa）北米４勝，Scarlet & Gray H，Diana S２着，Best of Ohio Distaff S３着
ファイアアップザジェット Fireupthejet（牡 City Zip）北米９勝
チップ チョップ Chip Chop（セ Twirling Candy）北米３勝
マイ ガール キャシー My Girl Cassie（牝 Northern Afleet）北米３勝
ラン スナッピー Run Snappy（牡 Runhappy）北米１勝
３代母：
フローラル ビューティ Floral Beauty（00 Gone West）不出走。産駒
タピット ガール Tapit Girl：トルコ２歳牝馬チャンピオン，トルコ６勝，Siay ve Sah DER，Inonu I，Kemal Sahir Kurutluoglu２着
４代母：
チェルシー フラワー Chelsey Flower（91 His Majesty）北米８勝，フラワー ボウル招待Ｈ-ＧⅠ，シープスヘッド ベイＨ-ＧⅡ，同３着，
ミス グリロＳ-ＧⅢ，ブラック ヘレンＨ-ＧⅡ３着，ニュー ヨークＨ-ＧⅡ３着，ザベリワンＨ-ＧⅢ３着，ダイアナＨ-ＧⅡ４着。産駒
ケンタッキー ダイナマイト Kentucky Dynamite：仏３勝，ポール ド ムサック賞-ＧⅢ，ジャン プラ賞-ＧⅠ２着。種牡馬
外・シルフズミスチーフ 牝２ （栗）池江泰寿 本賞金 ￥４００ 総賞金 ￥６６０ (３戦 １- ０- ０- １- ０- １) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 24/10/14 4新潟4 未勝利 １ 団野大成 ２ 55 ダ1200 良 1.12.5 -0.1 - 6- 6 37.6 444 \5,500 24/09/21 3中京6 未勝利 13 川田将雅 １ 55 ダ1400 良 1.27.8 2.6 - 2- 2 41.0 444 \0 24/06/30 3小倉2 新馬 ４ 川田将雅 １ 55 芝1200 良 1.11.5 0.2 - 3- 4 37.1 430 \1,100
■ 24/10/14 新潟 未勝利 10月14日(祝･月)新潟･ダート1200ｍ戦に55kg団野騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの444kgでした。 レースでは、五分のスタートを決めると、行き脚もつきますが、無理することなく、好位で進めました。インの6番手のポジションに落ち着くと、そのまま3コーナーへ。気合をつけながらカーブしていき、徐々に外めに持ち出す形で4コーナーカーブから直線を向きました。その後は馬場の外めからジワジワと脚を伸ばします。残り200ｍを切ったところで3番手まで浮上しますが、先頭との差はまだ5馬身近くありました。ただ、そこからも脚色は衰えるどころか、むしろ末脚の良さは目立ちました。前を進むライバル2頭をゴール前できっちりと捉え切り、見事に1着でゴール。3戦目で嬉しい初勝利を飾っています。走破タイムは1:12.5で2着馬とはクビ差でした。 「幼さをまだ残しますが、真面目に走ってくれました。キックバックを受けても問題なかったですし、手応えも良くて、あとはどこで抜け出すかだけでしたね。今日の感触からすれば、1400ｍでも大丈夫だと個人的には思います。この1戦がいろいろな意味で勉強になったはずです」(団野騎手) 「ありがとうございました。一回使ったことで、状態は上向いていると感じていました。前走はハイペースに巻き込まれてしまった印象ですが、そこでの経験も生きたのでしょう。スタートは良かったですし、パドックなどはテンションが少し高かったものの、ハミの取り方は問題なかったとのことです。スピードに任せて勝っても先につながりませんし、今日のような勝ち方ができたことは、とても価値がありますね。これからの走りや成長も楽しみです。2回使って、勝利も挙げてくれましたから、このあとはＮＦしがらきへ放牧に出し、リフレッシュを図りたいと思います」(池江調教師) ■ 24/09/21 中京 未勝利 9月21日(土)中京･ダート1400ｍ戦に55kg川田騎手で出走し、馬体重は前走から+14kgの444kgでした。
レースでは、スタートを決めると、行き脚もついて、スッと先行。ダートに入ってからの走りもスムーズで、2番手に収まって進めます。3コーナーから外の集団が迫ってきて、すぐ隣に1番人気馬を背負っての追走となりました。直線、なんとか先団で踏ん張っていたものの、徐々にライバルたちに交わされ、坂を上がったあたりで脚色は一杯。ズルズルと後退して、最後は勝ち馬から2.6秒差の13着に敗れています。
「プラス体重でも馬体は太くなかったですし、身が入っての成長分です。2戦目の良化という部分も感じられ、ほどよく気合が乗って、進みは良かったです。スタートも決めて、スッと流れに乗れました。しかし、ペースが落ち着いたかというところで、外から来られたので、動かざるを得ませんでした。勝負どころが厳しくなったことはありますが、もっと粘りたかったところです。良くなってきていますが、もうひとつ力をつける必要があるでしょう。現状で1200ｍに戻しても急かしてしまうだけで、あまりいいとは思えません。1400ｍでリズム良く走ることに慣れさせていった方がいいでしょう」(川田騎手) 「好位2番手から進め、いい形かと期待したのですが、思いのほかパタッと止まってしまいました。もうひと踏ん張りはしたかったところです。申し訳ございませんでした。ダートの走りは問題ありませんでした。距離に関しては『1200ｍで急かすより、1400ｍで競馬に慣れさせた方がいい』とジョッキーから進言がありました。馬体は成長分ですね。太くはなかったですし、ようやく幅が出てきたところで、もっとたくましくなってもいいくらいでしょう。またレース後の状態を見きわめて、次のプランを相談させてもらいます」(岩崎助手)■ 24/06/30 小倉 新馬 6月30日(日)小倉･新馬戦(芝1200ｍ)に55kg川田騎手で出走･デビューし、馬体重は430kgでした。 レースでは、やや遅めのスタート。促していくものの、二の脚もひと息で、シンガリから進めることになりました。残り800ｍ手前から位置を徐々に上げて、3コーナーにさしかかるときには3番手まで進出。すぐに4番手に下がりますが、我慢しながら勝負どころを回り、4コーナーで鞍上がアクションを開始しました。外めから末脚の発揮を試み、3番手に上がりますが、前の2頭をなかなか捉えられません。そのうちに、大外から差してきたライバルに交わされてしまい、結局は前も捕まえられないままでした。勝ち馬からは0.2秒差の4着でデビュー戦を終えています。 「形にはなりましたが、返し馬からチョコチョコした歩様で、なかなか前に出ていきませんでした。競馬にいくと、ジワっと勢いがつきましたが、前に突っかかるような走りで、スピードに乗り切れていません。直線はなんとかしぶとく頑張ってくれましたが、できれば、2着･3着馬は交わしたかったですね。3頭ともに脚色が鈍ったところで、最後は外から斤量の軽い相手に差されてしまいました。また、悪気はないのでしょうが、ちょっと幼さがあって、現状ではメンタル面でも競馬に向いていない感じがしましたね。もう少し経験を積んで、心身ともに成長してからになると思います」(川田騎手)
